|
蔵王橋(ざおうばし)は、新潟県長岡市の信濃川に架かる国道352号(重複:国道403号)の道路橋梁。初代の橋は1958年(昭和33年)竣工され、現在の橋は1994年(平成6年)11月竣工。片側一車線で両側には歩道を有する。 == 歴史 == 初代蔵王橋は、延長815mの橋梁で、橋名の由来は昔、長岡に隣接する幕府領蔵王村があり、長岡城築造以前には全国的にも珍しい、平城の蔵王堂城があったことなどに因み、蔵王橋と命名された。古くは蔵王〜槙山の往来は「渡し船」により行われていたが、1921年(大正10年)頃から発動機を取り付けた渡船の営業が行われ、その後県道に認定され、渡船も県営となったため無料開放となった。 産業の発展に伴い交通も活発になり、1928年(昭和3年)に県議会で蔵王橋の架設が議決され、翌年(1929年)には流水部の橋脚が完成したものの、満州事変等の影響から物価高となり工事は遅々として進まず、1936年(昭和11年)にようやくトラス橋部分が完成し、両端に木造の斜路を造って供用を開始した。 その後洪水に見舞われ、木造部の流出や通行止めなどの被害を再三に受けたため、1952年(昭和27年)に左岸側を、1957年(昭和32年)には右岸側もコンクリート橋に改良した。 30年間の長期に亘り完成された蔵王橋も、車輌の大型化や交通量の増大、さらには老朽化もあったため、旧蔵王橋から信濃川下流側の位置へ新たに橋を建設し、1994年(平成6年)に現在の蔵王橋が完成し供用開始となった。 旧蔵王橋を供用中に現在の蔵王橋を建設したため、弧を描く形で両端の道路に接続する造形となっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「蔵王橋 (長岡市)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|